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株式会社サクラエクスチェンジビットコイン

代表取締役CEO 山本 仁実

「公平な社会であるべき。」暗号資産やブロックチェーン技術がインフラとなる未来を目指す起業家の想い

テレビやインターネットで「ビットコイン」や「暗号資産」という単語を目にする機会が増えてきました。「興味はあるけれど何から始めていいのか分からない」そんな初めての暗号資産投資の不安に寄り添い、中長期的な資産形成をサポートしているのが、株式会社サクラエクスチェンジビットコイン(旧:株式会社Xtheta)です。代表取締役CEOの山本さんに、事業の特徴や強み、今後のビジョンなどをお伺いしました。

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他とは一線を画す「取次」とお客様に喜ばれる「積立」を提供

 事業内容について教えてください。

山本 暗号資産交換業者として、暗号資産の取引に関するサービスを提供しています。現在のメインサービスは「取次」と「積立」の2つです。取次サービスは、お客様の注文を当社が代行して暗号資産取引所に取り次ぐという、他の暗号資産取引所ビジネスとは一線を画したビジネスモデルです。積立サービスは、暗号資産に興味があるけれど何から始めればいいのか分からない、暗号資産の大きな価格変動が怖いという方に向けて、設定した購入頻度に合わせて自動で分散買い付けを行うサービスで、月額3000円から始められます。

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 個人が取引をする印象の強い暗号資産ですが、その中で取次サービスを提供されているところがサクラエクスチェンジビットコイン(以下、SEBC)の特徴だと思いました。

山本 知り合いに頼まれて代わりに売り買いをする。これがSEBCのサービスのきっかけになっています。取引所での売買や複数のアカウントの管理が難しく面倒だと感じるお客様も多くいらっしゃいます。SEBCでは専任のスタッフがお客様を対面や電話、オンラインなどさまざまな形でサポートしながら取次を行っています。

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 SEBCのサービスならではの強みを教えてください。

山本 暗号資産投資が初めての方でも安心してご利用いただけるようにという思いから、サポート体制を充実させています。口座開設手続きから売買まですべてオンラインで完結してしまうことの多い業界ですが、まだまだ暗号資産のことがよく分からなくて不安だと感じられている方もたくさんいらっしゃると感じています。SEBCの場合、電話やオンライン通話などでお客様を全面的にサポートしていますし、実際に対面で相談いただくことも可能です。オフラインでのセミナーなども積極的に企画しており、暗号資産への理解を深めていただく機会をたくさん用意しています。また、取扱い通貨数も8通貨と多いので、SEBCのアカウントがあればさまざまな種類の暗号資産を購入することが可能です。

 事業の今後のビジョンを教えてください。 

山本 取次や積立を通して、暗号資産を身近に感じてくれる人が少しでも増えたら嬉しいですね。私は暗号資産の投機的な側面への関心はあまりないのですが、暗号資産は既存の金融の仕組みを大きく変えていくものであるとの確信がありますので、今のうちから暗号資産を保有すること自体が、将来の金融サービスへの参加表明ともいえると考えています。まずは多くの方に暗号資産を知ってほしいし、理解を深めたうえで、ぜひご自身でも保有してみてほしい。そこから実際に使ってくれる人が増えればと考えています。SEBCのサービスがそのきっかけになれたら嬉しいです。

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国際公務員になりたいと思っていたが、「理想だけでは世界は変えられない」という現実に直面

 もともと起業志望だったのですか? 

山本 いえ、起業する気はありませんでした。私自身は小学生の頃からずっと、公平ではない社会に疑問を持っていました。極端な例かもしれませんが、例えば紛争や飢餓などを理由に世界には5歳まで生きられない人がたくさんいて、それはその人の努力が足りなかったからなのかと言われると、そうではないと思っています。生まれた場所や、自分ではコントロールできない環境によって自分の人生が決まってしまう、そういう世界を変えたいという気持ちをずっと持っていました。もともと国際公務員になりたいと思っていたので、そうした進路を選択してきましたし、実際に海外の国際機関でインターンも経験しました。ところが、そこで理想だけでは世界を変えられないという現実に直面することになります。

 日本に戻られてから起業したのですね。

山本 はい。最初はスモールビジネスをしていたのですが、それでは世界は何も変わらないし、自分は何のために起業したのだろう、とジレンマを感じることが多々ありました。そんなときにビットコインに出会い、そこで使われている技術は社会構造を根本的に変えてしまう可能性を秘めていると直感しました。勉強していくうちに直感は確信へと変わり、並行して市場が盛り上がるにつれて周りの人からもその技術内容をいろいろと聞かれるようになりました。代わりに売り買いを頼まれるようになって、いつの間にか暗号資産に関連する業務が事業の核になっていました。

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事業を続けられたのは、暗号資産の将来性を信じているから

 起業して辛かったことや大変だったことを教えてください。

山本 2017年12月、暗号資産交換業者の登録を受けた直後に、暗号資産関連のハッキング事件が相次いで発生し、セキュリティや社内体制を強化するための対策がどんどん増え、金融機関レベルの高い内部統制の体制構築を求められるような状況に直面しました。2年以上かけてさまざまな体制を強化し、今年の2月にようやくサービスを開始することができましたが、その間は売り上げもなく、お客様のためのサービスを作っているのにお客様のために何もできないといった状況が続きました。法令改正も進み、業界全体の環境がめまぐるしく変化し続けた時期だったので、不確かなことしか見えない中で進まなければならず、社員もすごく不安を感じていたと思います。

 それでも事業を続けられたのはなぜですか?

山本 暗号資産やブロックチェーン技術は将来において金融のインフラになっていると確信を持っているからです。ビットコイン(暗号資産)と出会ってからその将来性を疑ったことは一度もなく、当たり前に使われている未来がくると信じています。暗号資産の黎明期から携わっていることもあり、自分のモチベーションが下がることはありませんでした。自分が生きている間に未来を大きく変革させるようなことに携われる機会ってあまりないと思うので、この業界で続けていきたいという強い気持ちを持って臨んでいます。

 今後の会社のビジョンを教えてください。

山本 今はまだ暗号資産は投資の域を超えることができていませんが、私たちは投資サービスのみを提供していきたいわけではありません。ブロックチェーン技術を用いて、自分たちの生活の中で身近に感じられるサービスを生み出し、それを世の中で使われるようにしていきたいと考えています。

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起業は目的ではなく手段。大事なことは「自己鍛錬をして自信を持つ」こと

 関西で起業して良かったことを教えてください。

山本 良かったことは、お客様があたたかいことです。暗号資産などの新しいものに抵抗がない人が多い印象を受けています。みんな家族みたいで、コミュニケーションも活発で、口コミや紹介を気軽にしてくれますし、勉強会にも多くの方が参加してくださっています。お客様には本当に恵まれていると感じています。

 最後に、起業を考えている人に向けてメッセージをお願いします。

山本 起業することは目的ではなく、自分のやりたいことを叶える手段のひとつでしかありません。その上で、起業にチャレンジしたいけれど不安がある、今まさに迷っているという人に向けて、私が言えることがあるとするならば、「自己鍛錬をして自信を持つこと」です。よく考える人ほど自分のためではなく、他者のために頑張れると思っています。お客様や一緒に働く仲間、支えてくれる投資家のことを考え、取れる範囲でリスクを取って、自分の責任を広げていけばいいのではないでしょうか。

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ライター / 水本このむ

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