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INTERVIEW

元バンドマンから起業家に!SNSプロモーションのプロが目指す未来とは

株式会社ROC
代表取締役CEO 坂本 翔

    スマートフォンの普及と共に利用が増加してきたSNS。SNSの利用が浸透する中、企業のマーケティングにおいてもSNSは欠かせないものとなりました。SNSを軸にしたマーケティングを支援するのが、神戸に本社を置く株式会社ROC。代表取締役CEOの坂本さんに、事業に取り組もうと思ったきっかけや今後のビジョンなどを伺いました。

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    著書をフックに、海外でもInstagram運用支援を展開していく

     事業内容について教えてください。

    坂本 中小企業から上場企業までさまざまな業界のSNS運用代行やSNS広告運用代行を担当する「SNSプロモーション事業」と、SNS運用の内製化をしたいとお考えの企業様に、顧問プランや研修を提供する「教育事業」を展開しています。また、2020年5月25日に、Instagram運用支援ツール「Reposta(レポスタ)」のベータ版を、2020年7月16日に正式版をリリースしました。

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     「Reposta」ではどのようなことができるのですか?

    坂本 フォロワーの属性分析、月次と日次のアカウント分析、フィード投稿やストーリーズも含む投稿分析、広告分析、競合アカウントとの比較などのレポートを、たった3クリックで出力することができます。レポートは視覚的に分かりやすくデザインされているので、会議や報告などの資料としてもそのまま利用できます。また、どのようなハッシュタグを付ければ上位表示されやすいのか、適切なハッシュタグがわかる機能も実装しています。

     今まさに新事業によって新たな柱をつくろうとしているのですね。今後の事業のビジョンを教えてください。

    坂本 まず「Reposta」をInstagram以外のSNSツールに応用させていきたいと考えています。次に、拙著『Facebookを「最強の営業ツール」に変える本』『Instagramでビジネスを変える最強の思考法』が販売されている台湾、香港、マレーシアなどの地域で「Reposta」をグローバルに展開します。さらに、「Reposta」だけで終わらず、もっと多くのプロダクトを世に出していきます。

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    行政書士×バンドマン。異業種の融合が事業の始まりに

     どのような学生でしたか?

    坂本 高校時代からプロを目指してバンド活動をしていたので、勉強はほとんどしませんでした。卒業後は大学に進学せずバンド活動を続けていましたが、そのバンドが2010年に解散したのです。別のバンドで活動を続ける道もあったのですが、その頃になってようやく「勉強したい!」という欲求が芽生えて、一転、独学での行政書士試験合格を決意しました。2012年に合格し、その後は行政書士として独立しようと考えていました。

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     では、なぜ現在のSNSを軸とした事業を始めようと思ったんですか?

    坂本 きっかけは2013年の開業前にさかのぼります。「音楽」というキャッチーなものと、堅いイメージの「士業」を組み合わせることで、これまで士業に関わりのなかった人たちにも、士業を知ってもらえる機会を作ろうと思い、「士業×音楽=LIVE」(通称:士業ライブ)というイベントを開催しました。2013年の第1回目開催時の集客にFacebookを活用し、広告費0円で100名以上を集めることに成功しました。そのことを当時のブログやFacebookに書いたところ、大きな反響があり、それをきっかけにさまざまな団体や企業から講演やコンサルティングの依頼をいただくようになりました。

     元バンドマンと行政書士としての活動がうまくマッチングし、その結果から現在の事業が生まれたのですね。

    坂本 SNS関連の仕事に取り組むにつれて、それが強く社会に求められていると感じたので、その流れに乗っていくべきだと考えました。

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    いまだに良い意味で世間知らずな存在でいたい

     起業して良かったことを教えてください。

    坂本 世間知らずでいられたことです。いろいろ知恵をつけると、思ったことを素直に言えなくなることもあると思うんです。どんなに突飛なことでも「やってみよう」と言えたほうがいいし、それを一番に言い出すのが僕のポジションだと思っています。だから、いまだに良い意味で世間知らずな存在でいたいと考えています。

     経営をする上で心がけていることはありますか?

    坂本 他者は自分とは違う人間であることを意識しています。僕は大学に行かず、高校時代もバンド仲間としか行動を共にしてこなかったので、自分と似たような志や考えを持つ仲間にばかり囲まれていました。振り返れば限られた範囲でしか社会を生きてこなかったので、他人と自分は違うということに気付くのが遅かったんです。自分にできることがなぜ他の人はできないのだろう、と葛藤を抱えることがしばしばありました。社員にきつく当たったこともあります。「他人と自分は違っていい」ことに気付いてからは、より一層、人を大切にできている気がします。

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     最後に、これから関西で起業をしようとしている人に向けてメッセージをお願いします。

    坂本 関西で起業をするなら“関西色”を残しておくこと。例えば、関西に本社を置くだけで関西色は出ます。僕は神戸生まれで神戸にいろいろと思い入れがあるので、会社の本社も神戸にしましたし、今後も神戸から変えるつもりはありません。人は何かしら思い入れがあって関西で起業をするはずなので、どれだけ会社のフェーズが変わっても本社を関西から移さないことはひとつ勘所になると思います。新型コロナウイルス感染症の対応下において、働き方がリモートを前提としたものに変化し、ビジネススタイルも場所の壁を超えてオンライン化にシフトしているのを如実に感じます。そんな時代だからこそ、自分の好きな場所で始めの一歩を踏み出してみてもいいのではないでしょうか。

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    チャレサポ面談
    水本このむ

    ライター

    水本このむ

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