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INTERVIEW

いろどりあふれる社会を目指して。誰でも気軽に”楽しく”価値観と触れ合える「カラバリューカード」を提供

株式会社Color Variation
代表取締役 岡本 悠佑

    仕事やプライベートで「自分らしさ」を思う存分発揮したいと考えている人は多いでしょう。しかし、自分らしさとは何かと問われると明確に答えられる人は少ないはず。たくさんの自分らしさが混ざり合って、新しい価値が生まれていくような社会を目指している、株式会社Color Variation。代表取締役の岡本さんに、事業を始めたきっかけや注力しているサービス、今後のビジョンなどを伺いました。

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    誰でも気軽に楽しめるツールで、お互いの価値観を共有

     事業内容について教えてください。

    岡本 「"いろどり"あふれる社会をつくる」を理念に掲げ、3つの事業を展開しています。教育・研修事業、価値観共有コミュニケーションツール「カラバリューカード」事業、それから保育園「いろのま園」の運営です。教育全般がColor Variationの事業の根幹となっているので、教育の力を使って理念の実現に取り組んでいます。

     教育を軸にした事業を始めたきっかけは何ですか?

    岡本 前職は理学療法士として病院に勤務しており、医療現場で新規事業の立ち上げに携わっていました。リハビリテーションに関わる看護師や医師などさまざまな職種の人とチームを組んで事業に取り組んでいくのですが、やはりそれぞれが異なる価値観を持っています。その中でどうやったらチームとして同じ方向を向いてまとまってやっていけるのだろうと考えたとき、僕は対話の場をどんどん作っていったんです。ひたすら対話を繰り返して、すり合わせながらチームを作っていきました。その経験から対話をもっと気軽にできないかと考え、何かツールがあれば互いに気軽に対話できるような場が作れるのではと思ったのがきっかけです。

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     そのツールのひとつが「カラバリューカード」なのですね。

    岡本 キャリアの軸探しに自分と向き合う際や、チームビルディング、 採用時のお互いの価値観の共有など、さまざまなシーンでの気づきに活用いただいています。新型コロナウィル感染症によるリモートワークの促進によって、なかなかチームで集まる機会が持てない、リモートワークで気軽な対話の機会が少なくなったという声を多く受け、オンラインでもカラバリューカードを使って対話ができるツール「カラバリューオンラインβ版」を2020年7月にリリースしました。オンライン上で対話的なコミュニケーションが図れるかを検証しながら、更に改良を加えていく予定です。

     「カラバリューカード」の使い方を教えてください。

    岡本 カードを一人5枚ずつ配ります。残りのカードの山を真ん中に置き、順番を決めたらカードを1枚引いてください。カードを引いたら自分の中で優先順位が6番目にくる価値観のカードを自分の場に捨てます。捨てるときに「私は〇〇を捨てます」と声に出してください。それをカードの山がなくなるまで繰り返します。2ターン目以降は山札からカードをとる代わりに他の人が捨てたカードを選んでもかまいません。山場のカードがなくなったら終了です。手元に残っている5枚の価値観カードを使って、選んだ理由を順に説明していきます。

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     実際やってみてとても楽しく、他の人の価値観も興味深かったです。今の自分が何を大切にしているのか改めて気づかされますね。

    岡本 チームビルディングの前に、まず個人が自己認識をしておくべきだと考えています。自分を知らなければ自己を開示できませんから。自分らしさを知って、その上で互いを受け止め合う組織をつくっていこうというのが我々のスタンスです。

    起業してから今まで以上に周りの人に感謝するようになった

     いつから起業を考えていたのですか?

    岡本 大学時代から考えていました。ちょうど堀江貴文さんや三木谷浩史さんが世に出てきた時期です。1回就職して組織の中で働く中で、やはり自分の力を試したいという気持ちが大きくなりました。自分らしく働く、自分らしく生きるためにもまずはチャレンジしてみようと思い、起業しました。

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     起業して良かったことを教えてください。

    岡本 すべて自分の責任でできるということです。誰かに責任を取ってもらおうという甘えがあると、自分自身が本気にならない・なれないことってあると思います。自分の人生を生きるという意味で、自己責任で物事を進めていけるようになったことが良かったことだと思っています。あとは感謝の気持ちが今まで以上に芽生えたことです。人と人とのつながりやご縁で事業を進められているので、本当に人に感謝するようになりました。人間としても成長できたと感じています。

     会社を経営する上で、特に心がけていることはありますか?

    岡本 冷静であること。つまり自分のメンタルを保つことを一番大事にしています。ワクワクする瞬間も大事なのですが、有事や予測不可能な出来事があったときに、それに対して自分が対応できるだけの余裕を持っておく。前を向いて物事を進めていくためにもメンタリティの部分はすごく大事にしています。あとは「正しいか」ではなく「美しいか」という判断軸で物事を捉えられるよう意識しています。割と左脳で考えて正解を求めてしまう方なので、意識的に”美しいか”という直感的な視点を持てるようにしています。

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    地方には課題が山ほどあります。好奇心を持って飛び込んでみましょう

     関西で起業して良かったこと、悪かったことを教えてください。

    岡本 良かったことは、多様性にあふれているところ。幅広い層が独立したり、自分らしく生きる道にまい進していたり。多様性にあふれる中小企業が多いからこそコラボレーションが実現しやすいと感じています。社会の中で、地域の中でどう社会課題を解決していくかをしっかりとローカルで取り組んでいる人も多いので、リアルな価値が見えやすいのも面白いところです。悪かったことは、リアルな情報が入りにくいところ。最先端の情報はインターネットで手に入りますが、情報の背景や人々が大切にしている価値観に触れるにはリアルな対話が大事だと思っています。そこをカバーするために、意識的に東京に行くようにしています。

     Color Variationの今後のビジョンを教えてください。

    岡本 「それぞれが自分らしく生きる社会を作る」ことは明確なビジョンです。そのためのアプローチが“教育”です。まずはより多くの人にカラバリューカードを使っていただいて社会人の課題を解決していきたいと考えています。また、Color Variationは幼児教育事業にも携わっています。子どもたちの人生における原体験をどう形成していくか、地域の中で子どもたちが成長していく場づくり、仕組みづくりができたら面白いのでは、と思っています。

     最後に、これから関西で起業をしようとしている人に向けてメッセージをお願いします。

    岡本 地方には課題が山ほどあります。解決されていない課題が起業のきっかけになったり、解決することがビジネスにつながったりするので、何か身の回りの課題に目を向けてみてください。好奇心を持っていろいろなところに飛び込んでいけたら、面白いことやいいアイデアが見つかると思います。

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    チャレサポ面談
    水本このむ

    ライター

    水本このむ

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