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INTERVIEW

働く女性を支える、大人のファッションレンタルサービスを展開。会社員を辞める決断をした強い思いとは

株式会社brista
代表取締役社長 高橋 瑞季

    「忙しくて服を買う時間がない」「いつも似た服ばかり選んでしまう」そんな悩みを抱いたことがある人は多いはず。株式会社bristaは、働く女性にもっと気軽に毎日のファッションを楽しんで欲しいと、大人のファッションレンタルサービスを提供しています。代表取締役社長の高橋さんに、事業の特色やこれまでのキャリアと起業の経緯、今後のビジョンについて伺いました。

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    職場におけるTPO×自分らしさ=新しい自分に出会う

     まずは事業内容について教えてください。

    高橋 働く女性がビジネス上の大切な場面で着用できるジャケットやワンピースをレンタルできる、ポイント制・月額ファッションレンタルサービス「Brista(ブリスタ)」を運営しています。月額1~3万円でポイントを購入し、350以上のブランドの中からワンピースやジャケット等を選び1ヶ月レンタルできるサービスです。

    09

     ファッションレンタルサービスがいくつかある中で、Bristaの特色は何ですか?

    高橋 30~50代の働く女性を対象に、大人の女性があこがれる高価格帯のファッションを揃えているところです。会員の約3割が会社経営者や会社役員、個人事業主で、日々のスケジュールの中で『普段着では足りない』方にファッションを楽しめると好評をいただいています。

    02

     現在注力している点を教えてください。

    高橋 最近ではレンタルした商品を気に入って購入したいという利用者も増えました。1ヶ月のレンタル期間中に、試着を存分に楽しんで納得した上で購入に至っているのだと思います。ブランドのファンになってもらうことが非常に大切だと思うので、新しいブランドを吟味しながらどんどん紹介したいと思っています。

     今後の事業のビジョンを教えてください。

    高橋 働く女性、大人の女性にとっての服は「職場におけるTPO」と「画一的ではない自分らしさ」が大切だと思っています。それらをかけ合わせたものをBristaで幅広く展開し、お客様が新しい自分と出会えるようなサービスへと成長させていきたいです。加えて、新型コロナウィルス感染症の影響で売り場を失いつつあるアパレルブランドが活路を見出せる環境をサポートしたいと考えています。

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    「働く女性を支えたい」という強い思いで決断

     これまでのキャリアと、事業を始めるに至った経緯を教えてください。

    高橋 大学卒業後、大手証券会社に地域限定職として入社し、2年目に総合職転換しました。その後、2、3年ごとの異動を経て、プライベートバンキング部に所属し、そこで多くの経営者を顧客として担当する機会に恵まれました。魅力的な経営者たちと接するうちに、「もし私が経営者だったら、どんな事業をしたいだろうか」と考えるようになりました。ファッションレンタルは当時考えていた事業のひとつで、リソースが足りないと断念したビジネスでもありました。ところが2016年5月、大阪で行われたモーニングミートアップでBrista事業と、事業を手がける梶原(株式会社宙オリエンタル代表取締役、株式会社brista取締役会長)に出会ったのです。「私がやろうとしていることと同じだ!」と、いてもたってもいられなくなり、履歴書を持って梶原に会いに行きました。

    06

     証券会社で順調にキャリアを積んでいるさなかの起業は、勇気のいる決断だったように思えるのですが。

    高橋 証券会社を辞めてbristaに移るまで約3年かかりました。やはり不安や迷いがありましたが、本当にやりたいと思う仕事をやるには今思い切らなければ次はないかもしれないと思いました。働く女性を支えたい、キャリアを構築する女性が働きやすくなるようなサービスを提供したいという思いを強く持っていたので、事業を行うことを決断しました。

    素敵な大人の女性が集まるプラットフォームにしたい

     今後の会社のビジョンを教えてください。

    高橋 働く女性をターゲットにしたサービスを展開していきたいと考えています。私はもともと証券会社のプライベートバンキング部にいたこともあり、資産形成や不動産、企業への女性役員の紹介(副業・転職)などの分野で何かしら貢献していけたらと思いますし、梶原は美容やギフトなどを考えています。将来的には、bristaが素敵な大人の女性と企業や商品とをつなぐプラットフォームになれたらうれしいですね。

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     関西での起業についてメリット・デメリットはどういったところですか?

    高橋 メリットは、親しみやすい人や好奇心旺盛な人が多く、距離が近いこと。関西には昔ながらの繊維会社やアパレル会社が多く、業界未経験の私に「アパレルの業界ではね」と教えてくれる経営者と出会えたことはありがたかったです。事業においてもメリットがあります。本社と倉庫を滋賀県に構えているのですが、日本全国のほとんどの地域へ翌日配送が可能です。デメリットは、関東に行かざるをえない時もあり、時間と費用がかかること。資金調達などの情報やVCとのつながりは関東のほうが身近に感じられました。

     これから関西で起業を目指している方にメッセージをお願いします。

    高橋 ビジネスアイデアがあったとして、それを本当に実現できるかどうか、一人で考えを巡らせるのには限界があります。だから、起業前に誰かと一緒に揉む作業をすることが重要だと思います。関西にはちょっとした相談でも親身になって聞いてくれる起業家の先輩や経営者がたくさんいます。いろいろな人に話を聞いて、ビジネスアイデアをブラッシュアップし、起業したあとは、刺激を得られるような環境に身を置いてその道に邁進してみてください。

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    チャレサポ面談
    水本このむ

    ライター

    水本このむ

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