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株式会社STRK
代表取締役 我時朗(本名:佐藤 隆史朗)
こんにちは、関西スタートアップニュース編集チームです。
関西で起業したスタートアップ企業30社以上にインタビューを行い、関西で起業して良かったことや苦労したことなどをお伺いしてきました。
本記事ではこれから関西で起業を考えている方に向けて、主に首都圏で起業する場合との比較で、関西で起業するメリットとデメリットをまとめていきます。
<目次>
関西で起業するメリット①:目立ちやすい
関西で起業するメリット②:スタートアップ支援が手厚い
関西で起業するメリット③:自分たちのペースでじっくりやれる
関西で起業するデメリット①:ファンドやVCが少ない
関西で起業するデメリット②:情報が少ない
関西で起業するデメリット③:経験がある人材が少ない
関西圏は、首都圏に比べるとスタートアップの数が少ないため、目立った動きがあればメディアに取り上げてもらいやすく、目立ちやすいという特徴があります。
市場も首都圏に次いで大きいため、関西で注目されているスタートアップと認知され、関西圏でビジネスを成功させることができれば、全国へ横展開していくことも可能になってきます。
関西で起業する際は、ビジコンやピッチイベントで自社をアピールしていくことで、いかに目立ちにいくかにチャレンジしていくのが良さそうです。
関西圏でも、特に大阪、兵庫、京都を筆頭に、官民学が一体となってスタートアップ支援に力を入れており、例えば、近畿経済産業局が主体となって関西のスタートアップを支援するプログラム「J-Startup KANSAI」が始まるなど、オール関西で関西スタートアップを地域ぐるみで支援していこうとする動きが大きくなってきています。
メリット①と関連してくる部分ではありますが、そもそもスタートアップの数が首都圏と比較すると少ないので、そういった官民学からのスタートアップ支援を手厚く受けることが出来ることも、関西で起業するメリットの一つになってきます。
関西スタートアップへインタビューした起業家の中には、
OSAKA INNOVATION HUBのイベントに参加する中でビジネスモデルやプレゼン資料についてのアドバイスをもらった
海外へプロダクトを届ける際に必要なオペレーションについての疑問点を大阪産業創造館の貿易アドバイザーの方に教えていただいた
アクセラレーションプログラムに参加することで、様々な専門家のサポートを受けたり、事業のアドバイスをもらったり、起業家同士のつながりを作る機会を作っていただいた
などとおっしゃっている方もいて、関西で起業する際には、ぜひスタートアップを支援する方々を巻き込むことをおすすめいたします。
首都圏には存在しないような課題が地方には多くあって、そういった課題に向き合うスタートアップも多いです。
「何のためにその事業をするのか」といった軸をしっかり持って日々取り組まれている起業家が多い印象で、高いモチベーションを持って社会であるべき姿の追求しています。
東京で起業すると、周りの起業の資金調達の状況や事業のフェーズを見て焦ってしまうこともあると思いますが、関西だと焦らず事業に集中できるので、特にものづくりに力を入れる企業やユニークな事業を行う企業は関西の方がやりやすいのでは?とおっしゃる起業家もいらっしゃいました。
関西で起業する際には、地方ならではの課題に注目してみたり、固定費を抑えながら自分たちのペースでじっくりと挑戦できる環境があることが魅力の一つかもしれません。
関西のスタートアップ企業に取材を重ねる中で、最も多く聞こえてきた関西で起業するデメリットは、首都圏と比較すると「関西にはファンドやVCが少ない」という点でした。
地方で起業をすれば、オフィス賃料などの固定費を安く抑えることができる一方で、事業をドライブさせようと資金調達を行いたい場合はどうしても首都圏のファンドやVCを視野に入れる必要が出てきます。
昨今の新型コロナウィルスの影響でオンラインで打ち合わせをする機会が増えていたり、関西のスタートアップエコシステムを強化する動きも増えてきていますので、今後は改善されるかもしれません。
インターネットの発展により、地方にいながらあらゆる情報が手に入ると思っていらっしゃる方もいるかもしれません。
確かに、多くの企業や個人がSNSを通じて発信している情報を得たり、インターネット検索をすれば多くの情報が手に入る時代になりました。
しかし、そうした情報の背景を知りたかったり、公になっていないような情報まで深く知りたい場合は、インターネットだけの情報収集では不十分です。
リアルな対話を通して相手の価値観に触れ、人間関係を構築することで本当に必要としている情報がヒトを介して入ってきます。
多くのビジネスやヒトが首都圏に集中している限り、首都圏と比較すれば関西は情報が少ないという印象になってしまいがちです。
冒頭にて、首都圏と比べると関西圏のスタートアップは数が少ないと述べました。つまり、スタートアップで働いた経験がある人も相対的に少ないということになります。
ただし、リモートワークが広がった現在では、首都圏のスタートアップ企業でバリバリ働いた経験をお持ちの方々が、遠隔でチームにジョインしてもらうことも可能ではあります。
そういった意味でも、関西のスタートアップは自社の魅力を発信し続け、関西全体が優秀な人材を惹きつける地域になっていくことが求められています。
関西で起業することのメリットやデメリットは、いかがでしたでしょうか?
関西でこれから起業を考えている方は、先人の関西の起業家たちが感じてきたことを踏まえて、次の一歩を踏み出してみてください。
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ライター / 関西スタートアップニュース編集チーム
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